在庫とお金

突然ですが、『お金』はどのように管理されていますか?
銀行に預けたり、金庫に収めてたり、財布に入れたり…へそくりならタンスの奥に方に隠してたり…
盗まれたり、置き忘れても、被害が小さくなるように色々分けて管理しているのではないでしょうか。
また色々分けていても、どこにいくらあるかだいたい分かっているのではないでしょうか。
在庫の管理=お金の管理
なぜお金はキチンと管理できているのでしょうか?
それは、欲しい物を買う、美味しいもの食べる、行きたいところに行く、などなど…
お金がいくらあるか分からないと、自分の欲求を満たしたり生活を良くすることができないからではないでしょうか。
では『在庫』はどうでしょうか?
会社経営をしているみなさんにとって会社を継続・成長させるのは、「欲しい物を買う、美味しいもの食べる、行きたいところに行く」という自分の欲求を満たすのと同じかそれ以上に大事なことだと思います。
その会社を継続・成長させるために最も必要なのは売上をあげることです。
『在庫』が『お金』を産むが、その管理は?
では売上をあげるためには何が必要でしょうか。
言うまでもなくそれは売る・作るための商品や部材があることです。
それもお客さんがその商品を”ほしい”と思っているときに…
そのためには商品や部材の『在庫』を持っておくことが必要不可欠になります。
では質問です。どの商品・部材が何個の『在庫』があるか把握できているでしょうか?
経営陣が在庫を知ることの重要性
実はこの質問でお金と同じように、「はい、だいたい分かっています!」と答える経営者はあまりいません。何故でしょうか?
売上(=『お金』)は気にしているが、商品・部材の『在庫』は社員に任せて分かっていないのがほとんどだからです。
『在庫』が『お金』を産むんですが…
皆さんは大丈夫でしょうか?
- ※本コラムは、公開日時点の情報で記載しています。情報は今後変更または更新される可能性があります。

- 執筆者: 米田 慎一 よねだ しんいち
- 経営およびシステムコンサルタント
- 外資系ソフトウェア会社で製造業および流通業に対して在庫適正化を目標とした在庫計画や需給調整のシステム導入に従事。
その後、2011年に独立。中小の製造業および流通業に対して在庫を適正化するためのコンサルティングを実施し、企業成長に貢献している。
株式会社インフォグロース 代表取締役。(https://info-growth.com/)